こんにちは!ミーコ(@miiko_rabbit)です。
わたしは2018年9月からアイネット証券『ループイフダン』の運用をはじめています!
利益の累計(2022年11月末時点)は
51ヶ月で686,462円(平均年利9.81%)
です☆
Twitterでも、毎週の運用実績や投資に関することを発信しています☆
2019年11月4日より、元手50万円でスイスフラン円(CHF/JPY)のS100を追加しています!(2020年2月現在はS40で運用)
この記事では、
- わたしのループイフダン遍歴
- スイスフラン円のショート(売り)を始めた理由
を書いていきます!!
わたしのループイフダン遍歴
では、スイスフラン円を開始するまでのループイフダン運用を軽く振り返ります!
※赤がUSD/JPY(ドル円)、青がAUD/NZD(豪ドルNZドル)です!
ドル円は運用成績が好調だったので、途中で取引数量を2倍に増やしています。
しかし豪ドルNZドルは、およそ半年で撤退してしまいました。
原因は、政策金利の変化によって、売り(S)のスワップポイントがプラス→マイナスになってしまったことです!
豪ドルNZドルから撤退した理由は、以下の記事にくわしく書いてあります↓
豪ドルNZドルから撤退したことで、50万円が浮きました。
2つ目の通貨ペアを何にするか悩んでいたのですが、スイスフラン円(CHF/JPY)に決めました!
では、スイスフラン円に決めた理由をお話していきます☆
2つ目の通貨ペアを選んだ基準
2つ目の通貨ペアを選ぶときに重視した点は、以下の3つです。
- 新興国の通貨は除外
- 政策金利の変動が少ない通貨ペア(すぐにスワップポイントが逆転する可能性が低い)
- ドル円ロング(B)との相性がいい
1.新興国の通貨は除外
新興国の高金利通貨は、FXで人気です。
ループイフダンでは、
- トルコリラ
- メキシコペソ
- 南アフリカランド
の3種類ですね!
しかしわたしは、金利が高くても、新興国の通貨はリスクが高いので選びません。
新興国の高金利通貨がなぜハイリスクなのか…くわしくは、こちらの記事で解説しています☆
2.政策金利の変動が少ない通貨ペアを選ぶ
AUD/NZDから撤退する原因になったスワップポイントのプラスマイナス逆転…
スワップポイントは、国の政策金利によって左右されます。
そこで今回は、
すぐに政策金利が変動する可能性は高いのか?
過去の政策金利の動きをしらべて、変動の少ない通貨ペアを選びました!
ちなみにオーストラリアとニュージーランドは過去のデータを見ると、頻繁に政策金利が変わっていることがわかります。
年/月 | 日本 | アメリカ | オーストラリア | ニュージーランド |
2018/11 | -0.10 | 2.25 | 1.50 | 1.75 |
2018/12 | -0.10 | 2.50 | 1.50 | 1.75 |
2019/1 | -0.10 | 2.50 | 1.50 | 1.75 |
2019/2 | -0.10 | 2.50 | 1.50 | 1.75 |
2019/3 | -0.10 | 2.50 | 1.50 | 1.75 |
2019/4 | -0.10 | 2.50 | 1.50 | 1.75 |
2019/5 | -0.10 | 2.50 | 1.50 | 1.50 |
2019/6 | -0.10 | 2.50 | 1.25 | 1.50 |
2019/7 | -0.10 | 2.50 | 1.00 | 1.50 |
2019/8 | -0.10 | 2.25 | 1.00 | 1.00 |
2019/9 | -0.10 | 2.00 | 1.00 | 1.00 |
2019/10 | - | - | 0.75 | - |
参考:アイネット証券公式HP
しかし、過去は過去です。未来を予測することはできません。
何年も変動していないからといって、今年も政策金利が変わらないとは限りませんよね…
それでも、
『スワップポイントの逆転が起こるかもしれない』
という可能性を認識しておくのは、とっても重要なことです!
3.ドル円ロングとの相性がいい
いまループイフダンでドル円のロング(B=買い)を運用しています。
2つ目の通貨ペアなので、ドル円ロングとの相性を一番に考えました!
相性というのは、具体的には…
同じような値動きをしないこと!!
です。
2種類の通貨ペアに分散投資したつもりでも、2つが同じような値動きをしては意味がありません。
ループイフダンは
- 値動きが横ばい→含み損を増やさずに利益をだせる
- 値が急上昇→利益をだせる
- 値が急降下→含み損が増える
という特徴の投資です。
ということは、ループイフダンで値動きが反対のものに投資すれば…
- 急上昇・急降下は打ち消し合う
- 横ばいではどちらも利益がでる
リスク分散を考えるなら、最強ですね☆
とはいえ完全に反対の値動きの通貨ペアなぞ、存在しないので…
- できるだけ違う値動きのロング+ロング
- できるだけ違う値動きのショート+ショート
- できるだけ同じ値動きのロング+ショート
この3つのパターンがおすすめです☆
分散投資の基本については、こちらの記事で解説しているのでぜひ読んでくださいね!
スイスフラン円(CHF/JPY)を始めた理由
スイスフラン円は値動きがゆるやか
スイスは、永世中立国です。
なので、有事のときに買われることが多く、安全通貨・避難通貨などと呼ばれています。
そして、実は日本円も安全通貨と呼ばれているんです!
よってスイスフランと日本円は似たような動きをすることが多く、スイスフラン円はゆるやかな値動きになります。
値動きが横ばいだと含み損が増えにくいので、ループイフダンの運用に適しています!
スイスフラン円ショートとドル円ロングの相性がいい
わたしが1番重視しているのがドル円ロング(買い)との相性です!
2つ目の通貨ペアは、できるだけドル円ロングと反対の動き方をするものを選びたいところです。
ではここで、ドル円と他の通貨ペアがどれくらい連動しているのか(=相関係数)を見てみましょう!
ユーロ円 | +0.91 |
---|---|
ポンド円 | +0.94 |
豪ドル円 | +0.92 |
カナダドル円 | +0.82 |
NZドル円 | +0.85 |
スイスフラン円 | +0.73 |
トルコリラ円 | +0.49 |
メキシコペソ円 | +0.91 |
南アフリカランド円 | +0.80 |
※参考:松井証券HPより
※2020年6月現在リンク切れになってしまったので、相関係数はセントラル短資FX公式HPで調べるのがおすすめ!
表をみると、対円の通貨ペア(=〇〇/JPY)は相関係数がプラスなので、ドル円と同じような値動きをすることがわかりますね!
値動きの連動を数字であらわしてくれるのが、相関係数です。
プラス1に近いほど同じ値動き、マイナス1に近いほど反対の値動きです!
相関係数についてくわしく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ☆
つまり、ドル円ロング(買い)と〇〇円ロング(買い)では分散投資の効果が少ないのです!
では逆に、〇〇円のショート(売り)なら相性がいいはずですよね。
ループイフダンの現在(2019年11月時点)のスワップポイントをみると…
ショート(売り)でスワップポイントがプラスな対円通貨ペアは、ユーロとスイスフランですね☆
ユーロ円も魅力的ですが、
- 直近の値動きがスイスフラン円よりも大きい
- ショート(=売り)のスワップポイントがスイスフラン円よりも小さい
ことから、今回は見送りました。
下の画像が、ここ数年間のユーロ円の値動きです↓
スイスと日本の金利がすぐに逆転することはなさそう
AUD/NZDでスワップポイントが逆転してしまったので、頻繁に政策金利が変動している通貨ペアは外したいところです。
以下の表は、直近の政策金利の推移です!
年/月 | 日本 | スイス | アメリカ | オーストラリア | ニュージーランド |
2018/11 | -0.10 | -1.25 | 2.25 | 1.50 | 1.75 |
2018/12 | -0.10 | -1.25 | 2.50 | 1.50 | 1.75 |
2019/1 | -0.10 | -1.25 | 2.50 | 1.50 | 1.75 |
2019/2 | -0.10 | -1.25 | 2.50 | 1.50 | 1.75 |
2019/3 | -0.10 | -1.25 | 2.50 | 1.50 | 1.75 |
2019/4 | -0.10 | -1.25 | 2.50 | 1.50 | 1.75 |
2019/5 | -0.10 | -1.25 | 2.50 | 1.50 | 1.50 |
2019/6 | -0.10 | -1.25 | 2.50 | 1.25 | 1.50 |
2019/7 | -0.10 | -1.25 | 2.50 | 1.00 | 1.50 |
2019/8 | -0.10 | -1.25 | 2.25 | 1.00 | 1.00 |
2019/9 | -0.10 | -1.25 | 2.00 | 1.00 | 1.00 |
2019/10 | - | - | - | 0.75 | - |
参考:アイネット証券公式HP
スイスの政策金利は2015年からしばらく変化していません。
日本もマイナス金利を開始した2016年からずっと据え置きです。
AUD/NZD(豪ドル/NZドル)とくらべると、すぐに変動する可能性は低いと考えました!
スイスフラン円は過去に大変動しているから危険?!
スイスフラン円(CHF/JPY)を始めるにあたって気になるのが、2015年の大変動。
スイスフランショックとは
2011年のユーロ危機の影響で、ユーロへの不安が高まっていました。
反面スイスフランは避難通貨・安全通貨なので、
という流れが大きくなり、スイスフランがどんどん高くなっていきました…
これに危機を感じたスイス政府が、2011年9月に為替介入を決めます。
どうやって介入したか、説明していきます☆
ユーロを売ってスイスフランを買い続けた場合、スイスフランが少なくなりますよね。
スイスフランの価値がどんどん上がっていき、ユーロの価値は下がっていきます。
ユーロが下がりスイスフランが上がる
=ユーロ/スイスフランは下がっていく…
というわけですね☆
しかしここで、スイス政府がスイスフランをガンガン造って売り続けたらどうなるでしょうか…?
このようなやり方で、ユーロ/スイスフラン1.2以上を断固としてキープし続けていたわけです!
絶対に一定ラインを下回らない通貨ペア…
FXトレーダーには美味しいことこの上ない相場です!!
1.2に下がるまで買い続ける→必ず政府が介入して上がる→利益確定☆
これを繰り返すわけです。
絶対に負けないトレード!まさに『必勝法』ですね。
レートが1.2に近づくにつれて、みんなどんどん買っていくわけです。政府が介入すると信じて…
ところが!
2015年1月にスイス政府が突然介入をやめます。
すると次の瞬間、
ユーロ/スイスフラン大暴落!!
これが
このスイスフラン円の大変動を引き起こしたわけです!
今後大変動の心配は少ない(とはいえ値幅は広めに!)
つまり、スイスフラン円の大変動はなんの前触れもなく起こったのではありません。
異常な状況が引き起こした大変動だったわけですね!
とはいえ、過去に大変動があったことはたしかです!
スイスのマイナス金利政策がいつ終わるともしれません。
急な変動に備えて、値幅は広め(100)にすることにしました☆
追記:様子を見ながら値幅を狭めていき、2020年2月現在はS40で運用しています。
まとめ:CHF/JPY(スイスフラン円)に決めた理由
わたしがアイネット証券のループイフダンでスイスフラン円(CHF/JPY)を運用することに決めた理由は…
- スイスは先進国
- ここ数年の値動きがゆるやか
- ドル円ロングとスイスフラン円ショートの相性がいい
- ショート(売り)でスワップポイントがプラス
- スイスも日本も政策金利の変動が少ない
- スイスフランショックは異常な状況だったので、不安は少ない
- 利上げの可能性もあるので値幅は広めに
スイスフラン円ショート(売り)は他の〇〇円ロング(買い)との相性がいいので、2つ目の通貨ペアとしておすすめです!
あたらしい投資を始めるときには、他の投資との相性を考えるとリスクを分散できますよ☆
ループイフダンの基礎知識~始め方~続け方をまとめた記事はこちら!
最新の成績も公開しています☆
Twitterもやってます☆
ぜひフォローお願いしますー!